音楽レシピ|The Silkwormsの処女作「時代を飛翔る青年(ときをかけるせいねん)」のご紹介!(セルフライナーノーツ)

上高地の木々を背景にしたサムネール 音楽
The Silkworms最初の楽曲の作詞曲・編曲の流れをお話します!

Ciao!みなさんこんにちは!このブログでは主に
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の4つのトピックについて発信していきます。

今回は音楽レシピの初回ということで、私Kaikoが初めて作詞・作曲したThe Silkwormsの楽曲をご紹介します!
音楽レシピでは、音楽作成に役立つ豆知識を紹介していきます。
豆知識の紹介を始める前に、まずは私がどのような音楽を作成しているのかを知っていただきたいと思います。

「DTM音楽作成って、どういう曲作ってるの?どういう曲が作れるの?」
きっとそういった疑問にお答えできるかもしれません!
作詞作曲や音楽制作に興味がある方の参考になれば幸いです!

今回の楽曲「時代を飛翔る青年」はYouTubeで視聴可能です!
ぜひご視聴ください!楽しんでいただければ幸いです。

豆知識の紹介ではないので、いつもとは異なる構成でいきます!
ご興味あれば、YouTubeで曲を聞いてから、以下を読んでくださいね!
普段のデータサイエンスや転職系に記事に比べるとウルトラライトです!

Self Liner Notes | セルフライナーノーツ

Background | 作詞曲の背景

この曲は2014年頃、私Kaikoが初めて作詞・作曲をして制作したものです。
学生だった当時、同期の友人がおめでた婚をすることになり、それをきっかけにできた曲です。

学生自由人だった私にとって、結婚や子供を持つというのは想像だにしない世界でした。
彼が結婚する話を聞いたときに、
「どんな言葉でお祝いできるだろう」
「どんな言葉でエールを送ることができるだろう」
そんな気持ちを抱いていました。

当時、私の音楽制作活動といえば、既存の曲カバー(コピーやアレンジ)に終止していました。
コピーを10曲弱、アレンジを10曲弱程度作ったところで、
「そろそろオリジナル曲を作ってみても良いかな」
と、ちょうどそんなふうに考えていた頃でした。

Method | 楽曲制作のバックグラウンドストーリー

作曲のストーリー

せっかくなら、
「門出を祝う気持ちやエールを歌にしてみよう」
そんな気持ちで夜中にピアノを弾きながら作り始めた曲です。
当時まで、私が最も聞いてきた音楽はサザンオールスターズ(Southern All Stars)の楽曲で、特に90年代の楽曲です。
90年代のサザンのバラードといえば、

  • 「真夏の果実(1990年)」
  • 「逢いたくなった時に君はここにいない(1990年)」
  • 「素敵な夢を叶えましょう(1998年)」そして
  • 「TSUNAMI(2000年)」

といった、キーがDのナンバーが多いです(そもそもサザンのバラードはDのキーが多いです)。

そこで、Dのキーで下降進行

  • D → A/C# → Bm7 → A …

でピアノを弾きながら「You made me blue…ほにゃほにゃ…」と仮歌を歌い始めてAメロができました。
Dのキーで下降進行はサザンでもよくあるパターンなので、どこかで聞いた風に仕上がっているかもしれません。
それから、
Aメロ→Bメロ→サビ→イントロ
とメロディーとコード進行が出来上がりました。
コード進行とメロディーの感じは「素敵な夢を叶えましょう」に似てる気がしますね。

アレンジ(編曲)のストーリー

メロディーとコード進行が大体決まったらアレンジをしていきます。
この曲では確か、仮ピアノと仮歌のトラックに

  • ドラム
  • ベース
  • ピアノ
  • ギター
  • シンセストリングス
  • その他の上モノ、パーカッション

を足していきました。
ギターは「TSUNAMI」のフレーズをかなりパクってオマージュしてます笑
「TSUNAMI」は音楽制作を初めてかなり初期段階でコピーしに行った曲なので、自然と参考にしがちになります。
ギターとボーカル、パーカッションの一部以外は打ち込みで入れています。
当時はMIDIキーボードを引いているのではなく、音楽ソフト上でポチポチ打っていた記憶があります。
なので、強弱がいまいちだったり、音が揃いすぎていたりしますね。

ちなみに当時使っていた音楽ソフトはApple社からMacユーザーに無料提供されている「Garage Band」でした。
あるときから有料の「Logic pro X」にしています。
録音や打ち込みをする程度ならGarage Bandでもこなせますが、音の調整やミキシング、マスタリングとなるとGarage Bandではものにならないと感じます。

作詞のストーリー

私の作詞曲は基本メロ先で、この曲も先にメロディーを作っています。
メロディー+コード → アレンジ → 作詞 → 歌入れ →コーラス→ アレンジ修正
といった順番でやっています。
Aメロの歌いだしで
「You made me blue…」
と仮歌が入っていたので、韻をそのまま踏んで
「夢見る〜」
と歌ってみました。
仮歌はiPhoneのボイスメモに録音していますが、当時の仮歌の音源を消してしまったので、最初のフレーズ以外の仮歌がどうなっていたかはもう忘れました。

私の歌詞は、だいたい韻を踏みながら作っていきます。
1番と2番の同じ箇所は韻を踏めるようにしています。
すると1番の歌詞が決まっているときに、2番の歌詞で選択できる単語が絞られます。
このようにどこかが決まると別のところも決まっていく、という仕組みで全体の歌詞が出来上がっていきます。
この曲の歌詞は一晩ぐらい考えて作ったかな?数日考えたかな?もう忘れました笑

ちなみに、曲名の「時代を飛翔る青年」はサザンの「東京VICTORY」の歌い出し「時を駆けるよ Time goes round」のオマージュです。
この曲を作っていたのが2014年の10月頃、「東京VICTORY」が発表されたのが2014年9月です。
当時よく聞いていた曲の影響をモロに受けています。
たいてい曲名は最後に決まります。

ミキシング&マスタリングのストーリー

2014年10月当初はミキシングやマスタリングといった仕上げ作業は殆どやっておらず、2016年10月頃にさすがにやりなおした経緯があります。
2014年10月当初は「Garage Band」のみで音楽作成をしており、録音作業はできたものの、

  1. 楽器同士の周波数帯域の調整
  2. 楽器同士の音の前後勘調整
  3. 音量調整の音量調整

といった、音楽制作における調理作業=ミキシングを行うことができませんでした。
上記3つの作業、1はEQ調整、2はコンプレッサーの調整、3はフェーダーの調整に相当します。
無料ソフトの「Garage Band」では、これらを上手く調整することが非常に難しいです。
ミキシングやマスタリングについては、またどこかでお話したいと思います。

2016年10月頃に「Logic pro X」を購入したのをきっかけにミキシングとマスタリングをやりなおして今の音源の形になっています。
ミキシング&マスタリング初心者状態で作業したので、気になる点は多々ありますが、まあそれなりにはなったと思っています。

このようにして出来上がり、人生の節目を迎える方を応援するスローバラードに仕上がりました。

Data | 歌詞 & コード譜

歌詞はこちらです。

時代を飛翔る青年

コード譜はこちらです。

Conclusion | まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました!
The Silkwormsの処女作「時代を飛翔る青年」のセルフライナーノーツでした!
楽曲と一緒に楽しんでいただければ嬉しい限りです!

すごく大雑把ではありますが、メロディーを作るところや、アレンジ、作詞などの流れを知っていただけたのではないかと思います。
曲によってもアプローチは違いますし、作曲家ごとに様々なスタイルがあると思います。
作詞作曲や音楽制作に興味がある方は、ぜひこの流れも参考にして取り組んでみてはいかがでしょうか?

以上「音楽レシピ|The Silkwormsの処女作「時代を飛翔る青年(ときをかけるせいねん)」のご紹介!(セルフライナーノーツ)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!

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