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今回はデータサイエンティストの子育て記録として、自転車のサドルを後方に移動する方法をご紹介します!2歳と0歳の娘2人を育てる我が家では幼児2人乗せの電動自転車を使っています。前カゴがあるタイプなので、自転車を漕ぐときに膝が幼児座席にぶつかりがちです。そこで今回は、膝がぶつかりにくくなるように、自転車のサドルを後方に移動する方法をご紹介します!
この記事を読めば、幼児座席に膝をぶつけずに自転車を漕ぐ方法を知ることができます!もうガニ股で自転車を漕ぐ必要はありません。自転車のサドルを10cmほど後方に下げれば解決です!

この記事はこんな人におすすめ
- 幼児2人乗せ自転車を持っている
- 自転車を漕ぐと膝が幼児座席に当たる
- ガニ股で自転車を漕ぎたくない
Abstract | サドルを後方に10cm下げれば膝がぶつからない!
前カゴ付きの幼児2人乗り自転車では、膝が前方の幼児座席にぶつかりがちです。諦めてガニ股で自転車を漕いでいるパパ・ママも多いのではないでしょうか?そんなみなさんにオススメなのが、自転車のサドルを後方に10cm程度下げることです!サドルを後方に下げることで、膝が前方幼児座席にぶつかるのを防ぐことができます(図1)。今回の記事では、自転車のサドルを後方に10cm程度下げる具体的な方法を解説します!もうガニ股で自転車を漕ぐ必要はありません。ぜひ最後まで本記事をご覧ください!

Background | 前カゴ付き幼児2人乗せ自転車は膝がぶつかる…
前カゴ付き幼児2人乗せ自転車を漕ぐと、幼児座席に膝がぶつかりますよね(図2)。膝が当たらないように、自転車を漕ぐときにガニ股になってしまっているパパ・ママは多いのではないでしょうか?

サドルの位置を高くしても膝はぶつかる
ネットを少し検索すると、サドルを高くすれば膝がぶつかりにくくなると出てきます。確かにサドルの位置を高くすれば、多少マシにはなりますが、やはり膝はぶつかります(図3)。特に、力を入れて漕ぐときやカーブでは膝がぶつかって不快ですよね。サドルを高くしても本質的な解決策にはなりませんし、サドルを無理に高くするのも危険です。

サドルを後方に下げるのが本質的な解決策!
サドルの位置を後方に下げることで、膝が前方幼児座席に当たる問題を解決することができます。本記事では、自転車のサドルを後方に10cm程度下げる具体的な方法を解説していきます!

Data | サドルを後方に下げるために必要な部品
サドルを後方に下げるために必要な部品は
- 自転車サドルショックアブソーバー
- ネジ穴補修キット
の2つです(図5)。必要な部品はAmazonで入手できます!下記にAmazonのリンクを掲載しますので、そちらより部品を購入していただけます!部品以外に図5に記載した工具もあると作業を進めやすいです。

自転車サドルのショックアブソーバー
自転車サドルのショックアブソーバーを利用して、サドルを10cm程度後方に下げることができます。
(Amazonアソシエイトを利用して適格販売による収益を得ています)
ちなみにこの商品、口コミを見ると
- フレーム先端のゴムが外れている
- ネジを固く締めてもヤグラとフレームがぐらつく
という評価が散見されます。私が買った商品もフレーム先端のゴムが外れていましたが、今回のようなサドルを後方に移動する目的では先端のゴムは不要なので問題ありません(むしろ外して使います)。2点目のヤグラとフレームのぐらつきは下記のネジ穴補修キットで対応できます。
ネジ穴補修キット
ネジ穴補修キットはなくても良いですが、なるべく用意してください。というのも、ショックアブソーバー本体のフレーム部分とヤグラ(フレームとサドルを接続する部品)が滑りやすく、ネジを強くしめても緩んでしまうことが多いためです。フレームとヤグラが滑って抜けてしまうのを防ぐためにネジ穴補修キットを使います。
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Method | サドルを後方に下げる方法
自転車サドルのショックアブソーバーを使うことで、サドルを10cm程度後方に下げることができます(図7)。以降では作業方法をひとつずつ解説していきます!

自転車のサドルを分解する
まずは自転車のサドルを分解していきます。
- サドルをシートポストごと引き抜く
- ヤグラの六角ボルトキャップを外す
- ヤグラの六角ボルトを緩めて外す
という手順で進めます。
サドルをシートポストごと引き抜く
高さ調整のレバーを緩めてシートポストごとサドルを引き抜きます(図8)。

ヤグラの六角ボルトキャップを外す
ヤグラからサドルを外していきます。サドルを留めている六角ボルトを外すので、まずは六角ボルトのキャップを外します。図9のように、マイナスドライバーをボルトキャップの根本の隙間に差し込んで広げます。隙間をある程度広げると、手でキャップを外すことができます。

ヤグラの六角ボルトを緩めて外す
ヤグラとサドルを留めている2本の六角ボルトを緩めます。非常に固く締めてあるので、ソケットレンチなど力を込めやすい工具を使うのがオススメです。

片方の六角ボルトを外せばヤグラを分解して、ヤグラからサドルを外すことができます(図11)。同時にシートポストも外れます。

ショックアブソーバーに自転車付属のヤグラを取り付ける
ショックアブソーバーに先ほど分解したヤグラを取り付けていきます(図12)。ショックアブソーバーのフレームが開いている側の根本、直線から曲線に切り替わるギリギリのところにヤグラを取り付けます。あとでシートポストを取り付けて角度調整を行うので、ここでは軽く仮締めするだけでOKです。

サドルをショックアブソーバーに取り付ける
サドルをショックアブソーバーに取り付けていきます。
- サドルをショックアブソーバーに仮止めする
- ネジ穴補修キットを差し込む
- サドルを取り付けたヤグラのネジを本締めする
という手順で進めます。
サドルをショックアブソーバーに仮止めする
サドルをショックアブソーバーに仮止めします(図13)。アブソーバー付属のヤグラをサドルに取り付け、さらにアブソーバーのフレームに取り付けて、サドルとアブソーバーを一体化させます。図13のように、ヤグラはアブソーバーのフレームの開いている側(さきほど自転車付属のヤグラを取り付けたのと同じ側)の端に取り付けます。ここではネジは軽く仮締めでOKです。
サドルをなるべく大きく後方に下げたい場合には、自転車付属のヤグラはなるべく根元側(アブソーバーのフレームの曲線が始まるギリギリの位置)に取り付け、アブソーバー付属のヤグラはなるべく先端側に取り付けます。アブソーバーのフレームの先端についているゴムの部品は外してしまって構いません。

ネジ穴補修キットを差し込む
ショックアブソーバーのフレームとヤグラの間にネジ穴補修キットを差し込みます。ネジ穴補修キットを小さくカットして大きさを調整し、ショックアブソーバーのフレームを嵌める溝にネジ穴補修を入れます。以下で写真付きで詳しく説明します。
ネジ穴補修キットをカットして大きさを調整する
まずはアブソーバーのフレームを固定するヤグラの穴の長さと幅に合わせて、ネジ穴補修キットをカットします(図14)。ネジ穴補修キットはハサミで切ることができます。だいたい幅を半分にすればちょうど良いので、1枚のネジ穴補補修キットで2つの穴に対応できます。

カットしたネジ穴補修キットをアブソーバーのフレームとヤグラの接触部分に差し込む
カットしたネジ穴補修キットをアブソーバーのフレームとヤグラの接触部分に差し込みます(図15)。アブソーバーのフレームとヤグラの間の摩擦が小さすぎてズレてしまうので、それを防ぐためにネジ穴補修キットで摩擦係数を高めます。ちなみにサドル側のフレームとヤグラの間の摩擦は十分なので、ネジ穴補修キットを挟むのはアブソーバーのフレームとヤグラの間だけでOKです。ネジ穴補修キットを差し込んだら、ヤグラの六角ネジを軽く仮締めします。

サドルとショックアブソーバを取り付けたヤグラのネジを本締めする
サドルとショックアブソーバーを一体化させたらヤグラのネジを本締めしていきます。サドルとアブソーバーの位置関係を調整してから、ネジをきつく締めます。以下、写真付きで詳しく説明します。
サドルとアブソーバーの位置関係を調整する
サドルとアブソーバーの位置関係を調整しておきます(図)。
- サドルとヤグラの位置関係
- ヤグラとアブソーバーの位置関係
の2つを調整することができます。サドルとヤグラの位置関係については、サドルのフレームに書かれたMaxの印の中でヤグラの位置を調整することができます。図16では、サドルが最も後方になるように調整しています。サドルフレームの前方側のMaxの位置にヤグラの端を一致させています。
ヤグラとアブソーバーの位置関係は目盛りを見て調整することができます。アブソーバーのフレームの端についているゴムが邪魔なら取ってしまってOKです。図16では、サドルをなるべく後方に移動させるために、アブソーバーフレームの先端のゴムは外してあります。

ヤグラのネジをきつく本締めする
サドルとアブソーバーの位置関係を調整したら、ヤグラのネジをきつく本締めします(図17)。このネジはアブソーバーとサドルを固定する唯一のネジなので、とにかくきつく締めましょう。なるべく六角レンチはアブソーバーに付属しているものではなく、柄が長くて力を入れやすいものを用意しましょう。

シートポストを取り付けてサドルを組み立てる
シートポストを取り付けてサドルを組み立てます。
- シートポストを仮止めする
- サドル面の角度を調整する
- 自転車付属側のヤグラのネジを本締めする
という手順で進めます。
シートポストを仮止めする
シートポストをアブソーバーに仮止めします(図18)。自転車付属のヤグラの六角ネジ2本を仮締めします。2本のネジをなるべく均等に締めていきます。このあと、サドルの角度を調整するのでここでは軽めに締めるに留めます。

サドル面の角度を調整する
サドル面の角度を調整します。シートポスト仮止めしたサドルを自転車に取り付けてみて角度を調整します。アブソーバーが撓るので、人が乗っていない状態でサドル面が水平よりも少し前方を向くように調整するのがオススメです(図19)。少し前方を向くように調整しておくことで、サドルに座って体重がかかったときにサドル面が水平になって乗りやすいです。
サドルの座面の角度は自転車付属側のヤグラのネジ部分で調整します。六角ネジ2本を仮締めした状態で座面の角度を調整することができます。ネジ部分はギザギザが噛み合って角度が決まるようになっています。ネジを仮締めした状態でサドルの角度を上げ下げすることで、ギザギザをカチカチと噛み合い角度を調整することができます。

自転車付属側のヤグラのネジを本締めする
自転車付属側のヤグラのネジ2本を本締めします。2本の六角ネジを均等にきつく締めていきます。このネジは体重がかかる部分なので、締め方が甘いと座ったときに座面の角度が変わってしまうことがあります。2本の六角ネジをなるべく均等にしっかりときつく締め付けます。ネジを締めたら最初に外したプラスチックのネジキャップのはめておきましょう。

シートを自転車に取り付ける
最後にシートを自転車に取り付けます(図21)。

Result | 結果
サドルの位置が後方に下がったことで、ペダルを漕ぐときに膝が幼児座席にぶつからなくなりました(図22)!ちなみに図22で自転車を漕いでいる筆者の身長は172cm程度です。
Discussion | サドルを後方にオフセットするときの留意点
最後にサドルを後方にオフセットするときの留意点をまとめます。
- ネジ穴補修キットでアブソーバーとヤグラの摩擦力を高める
- アブソーバー付属ヤグラのネジをきつく締める
- サドルの座面はやや前方に傾くように調整する
- 自転車付属ヤグラのネジもきつく締める
の4点です。
ネジ穴補修キットでアブソーバーとヤグラの摩擦力を高める
アブソーバーのフレームとアブソーバー付属のヤグラの摩擦係数が小さいため、ヤグラのネジを強く締めてもヤグラとアブソーバーのフレームがズレがちです(図23)。ヤグラがアブソーバーのフレームから外れる方向にズレがちです。万が一走っている間にヤグラがアブソーバーのフレームから外れてしまったら危険です。そこで、ネジ穴補修キットを使ってアブソーバーとヤグラの摩擦力を高め、アブソーバーのフレームがズレることを防ぎます(図23)。
ネジ穴補修キットはAmazonで購入できます!(Amazonアソシエイトを利用して適格販売による収益を得ています)

アブソーバー付属ヤグラのネジをきつく締める
ネジ穴補修キットを挟んだうえで、アブソーバー付属ヤグラのネジをきつく締め付けてください。ネジ穴補修キットがアブソーバーフレームの表面、ヤグラの表面としっかり噛み合うように強くネジを締めて圧力をかけるようにしましょう(図17)。柄の長い六角レンチを使ってしっかり締めましょう。アブソーバーに付属している六角レンチは柄が短く力を入れづらいのでオススメしません。

サドルの座面はやや前方に傾くように調整する
人が乗っていない状態で、サドルの座面はやや前方に傾くように調整しておきましょう(図19)。アブソーバーはしなるため、人が乗って体重がかかると、サドルの座面が若干後方に傾きます。これを見越して、座面が前方に傾くように調整しておくと乗りやすいです。

自転車付属ヤグラのネジもきつく締める
自転車付属ヤグラの六角ネジ2本もきつく締めましょう(図20)。この部分には体重がかかります。ネジの締め方がゆるいと、自転車に乗って体重をかけたときにガクンと座面が下がることがあります。ギザギザの部品同士がしっかり噛み合い、体重をかけてもぐらつかないようにきつく締め上げてください。

Conclusion | まとめ
最後までご覧頂きありがとうございます!
自転車のサドルを後方に移動することで、前カゴ付きの幼児二人乗り自転車でも膝がぶつからないようにする方法をご紹介しました!
ショックアブソーバーを使って、サドルを10cm程度後方にオフセットさせることで、膝がぶつからなくなります!全国のパパ・ママ、もうガニ股で自転車を漕ぐ必要はありません!ぜひみなさんも真似してサドルを後方に移動してみてください!
以上「ガニ股パパ・ママを救いたい!電動自転車のサドルを後ろに下げる方法(データサイエンティストの育児記録#13)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!
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