Ciao!みなさんこんにちは!このブログでは主に
(1)pythonデータ解析,
(2)DTM音楽作成,
(3)お料理,
(4)博士転職
の4つのトピックについて発信していきます。
今回は転職レシピ、転職の目的の整理と言語化についてお話します!
前回までは「天文学系ポスドクの転職エージェント活用術」シリーズと題して、転職エージェント活用のポイントをご紹介しました(前回記事「転職レシピ|天文学系ポスドクの転職エージェント活用術7(キャリア面談–方針決定編)」)。
この記事では、転職目的を整理・言語化する際のポイントをご紹介します!
特にポジティブな転職目的を具体化するのに役立つ、ある転職エージェントから教わった2つのフレームワークについてお話します。
さらに、そのフレームワークを使って私が実際に転職目的を整理した過程をご紹介します。
「ネガティブな転職理由しか思い浮かばない」、「現職の問題点はリストアップできたけどどのような方向性で解決したらいいかわからない」といったお悩みをお持ちの方は、この記事を参考に転職目的を整理・言語化にトライしてみてください!
これからキャリア面談を受ける方は相談するポイントを明確して有意義な面談にするために、もう受けられた方は面談の内容を整理して応募先選定や職務経歴書のブラッシュアップに活かすために読んでみてくださいね!
みなさんの転職活動や将来のキャリア検討にも役立つと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!
- Abstract | フレームワーク活用で転職目的を整理・言語化
- Background | 転職成功には積極的理由も必要
- Data | フレームワーク活用前の転職目的
- Method | キャリア面談で教わった2つのフレームワーク
- Result & Discussion | フレームワーク活用後の転職目的
- Conclusion | まとめ
- References | 転職エージェントへの登録はこちらからどうぞ
Abstract | フレームワーク活用で転職目的を整理・言語化
転職を成功させるには、転職目的を整理・言語化する必要があります。
特に、現状の問題点などの消極的な理由だけでなく、転職を通して実現したいこと、転職先で得たい経験、磨きたいスキルなどの積極的な転職目的を言語化することで、自信を持って転職先の選択をすることができます。
積極的な転職目的をするには、これからのキャリアをどのようにしたいのかというキャリアイメージを持ち、今回の転職はそのキャリアイメージの中でどのような位置づけなのかを明確化する必要があります。
今回の記事では、私がキャリアイメージを明確化し、転職目的を整理・言語化するのに役立った2つのフレームワークを紹介します。
さらに、私がこのフレームワークを活用する前と後で作成した転職目的のメモもお見せします!
転職目的の具体度の変化を読み取っていただければ、転職目的をどのくらい具体的に整理・言語化すれば良いのか参考になるはずです!
Background | 転職成功には積極的理由も必要
転職を成功させるには積極的理由の具体化・言語化が必要です。
以前の記事「転職レシピ|天文学系ポスドクの転職エージェント活用術6(キャリア面談–情報整理編)」ではキャリア面談における情報整理のポイントを紹介しました。
この記事では、消極的な転職理由も積極的な転職理由のどちらも転職エージェントにぶつけて整理することをお伝えしました。
消極的理由、例えば、
- 給料が低いので上げたい
- 今の仕事にやりがいを感じられない
は現状の問題点、転職で解決することができる問題点なので、転職を始める動機としては重要です。
ただ、消極的理由だけでは、解決策となる求人をリストアップしてもらうことはできますが、その中から転職先を選択するのは難しいです。
積極的理由の具体化・言語化は、「複数社から内定をもらった場合に、転職先としてどれを選択するのかの基準」となります。
- これからのキャリアをこうしたい
- 転職後にこういう仕事をしたい
など、転職に対する積極的な動機がなければ、本当に納得できる転職を実現することは不可能です。
以下では、私の2018年の転職活動当時、複数の転職エージェントとのキャリア面談を通じて、転職目的がどのように整理されたのかをご紹介します。
はじめは消極的理由しか考えられていなかったところから、2つのフレームワークを使って積極的理由を具体化・言語化しています。
参考にしてみてください!
Data | フレームワーク活用前の転職目的
まずは、私の2018年の転職活動時にメモ書きとして書いていた転職目的を紹介します!
キャリア面談前の私の転職の目的・動機
このメモは、初めてのキャリア面談(dodaのエージェント)を受けてから2人目のエージェント(株式会社juice up)のキャリア面談を受ける前に整理したものです(私が利用したエージェント→こちらの記事)。
「転職の目的」として以下のように書いてありました。
私の転職理由は正社員としての安定した身分を得ること、自分の能力やスキルを最大限活かして働くこと、それを社会に還元すること、そして高い収入を得ることである。 私は2018年3月に博士号を取得し、現在は博士研究員(ポスドク)として研究・開発の仕事をしている。学術界のキャリアパスとしては、博士号取得後数年間は任期付きのポストであるポスドクとして研究業績を残し、大学の助教などの終身雇用ポストを獲得し、准教授、教授と昇進するというのが理想的である。 ところが、ポスドクは任期が長くても5年程度と、不安定な身分である上に収入も年間300万円台前半と低い。さらに、助教などのポストは空きが出なければ就くことはできないし、ライバルとの競争に打ち勝って手にする必要があるなど将来の身分の補償もまったくない。近年は40代後半でも終身雇用のポストが得られない研究者が非常に増えてきている。任期付きの職の多くは大きなチームを率いての研究だけでなく、自分のやりたい研究も満足に行えない上に低所得である。 私はポスドクとして働き始めて厳しい現実を肌で感じ、人生設計を見つめ直した。結果、 そのような将来の不透明さや不安を抱えながら生きていったのでは、幸福な人生を送ることができないと考え、転職を決意した。 したがって転職に求めるのは、正社員としての安定した身分、将来への不安なく仕事に集中できること、高い収入を得ることである。また、学術界から産業界へ転向する上で、これまで得られてこなかった人間社会への貢献感を得たいと考えている。
キャリア面談前の課題 | 積極的理由・動機がまだ曖昧
消極的理由、すなわち転職活動をはじめたきっかけは書いてありますが、積極的理由、すなわちこれからどうなりたいのかについては具体的には何も書いてありません。
消極的理由はかなり具体的で、転職の目的が
- 正社員としての安定した身分を得ること
- 高い収入を得ること
であることがわかります。
これらの問題は民間企業への転職で解決可能です。
転職活動を始めた動機としては問題ありませんし、これらの問題を解決できる転職先を探す必要があることがわかります。
一方、積極的理由はどうでしょうか?
- 自分の能力やスキルを最大限活かして働くこと
ぐらいしか見当たりません。
これでは、転職先の候補を絞り込むには曖昧すぎます。
積極的理由を具体化する方向性
積極的理由は転職先の候補を絞り込むための重要な情報です。
もしも積極的理由を考えなければ、私の転職先は「収入の高い正社員ならどこでもOK」ということになります。
曖昧ではあるものの、積極的理由によって、転職先は「自分の能力やスキルを最大限活かして働くこと」ができるところである必要があります。
「自分の能力やスキルを最大限活かして働くことができる」ということをもっと具体化・言語化すれば、もっと的確に絞り込めるはずです。
Method | キャリア面談で教わった2つのフレームワーク
転職の積極的目的を整理・言語化するため、juice upというエージェントの方から
- キャリアイメージを作るフレームワーク
- 転職目的を整理・言語化するフレームワーク
の2つを実行するようアドバイスを受けました。
2.のフレームワークを実行すると、転職の積極的目的が具体化・言語化しやすくなります。
1.のフレームワークは2.を実行する前にやっておきます。
キャリアイメージを作るフレームワーク
転職目的を整理・言語化するフレームワークに取り組む前、あるいは取り組んでいて行き詰まってしまった際に、「キャリアイメージを作るフレームワーク」で考えていくと良いです。
具体的には以下のステップです。
- ありたい姿(長期)を考える
※もしこれが難しければ、逆に●年後(大体3~5年後ぐらいがイメージしやすいです)を考えたときにこうなりたくないなというイメージを考える - 経験、知識として何を得たいか(中期)を考える
- それをやるにあたって今すべきこと(短期:これは転職及び転職先でまず経験したいこと、すべきこと) を考える
- なぜそう思ったのか(過去:原体験)を考える
以上4つを簡単に言語化しておきましょう。
まずは、この4つを考え、それぞれを具体化していくと、次の「転職目的を整理・言語化するフレームワーク」に取り組みやすくなります。
転職目的を整理・言語化するフレームワーク
キャリア面談の際に、前述の転職エージェントから次の事項を書き出す課題が出ました。
ここでは「転職目的を整理・言語化するフレームワーク」と呼ばせてもらいます。
- 過去=現在=未来をどういう意思決定で進めてきた、もしくはいくのかの言語化
- 何を目指し、何をやるか、またそれに対して今、何が足りないかの整理と言語化
- 入社にあたって、自分はどんな価値発揮が出来るのか(強みの話)
- 次のキャリアをどんな軸で、何を基準に選ぶかを自分の言葉でより具体的に。
- またそれは自分の過去のどんな経験からそう思うのか
これらを言語化できると、
- 今回の転職活動が自分の将来キャリアの中でどのような位置づけになるのか
- 何を求めて転職するのか
- 転職先でどのように活躍したいのか
といった意味付けや積極的な動機が見えてきます。
「ネガティブな転職理由しか思い浮かばない」、「現職の問題点はリストアップできたけどどのような方向性で解決したらいいかわからない」といった方々は、これらのフレームワークにトライしてみると、転職活動の方向性が定まるでしょう!
ぜひやってみてください!
Result & Discussion | フレームワーク活用後の転職目的
私が当時実際に行った整理と言語化の結果を示します。
当時のメモをそのまま貼り付けます。
どのような整理・言語化を行うのか、内容は人それぞれではあると思います。
これが正解ではありませんが、整理・言語化の具体度、深さの参考にしてみてください。
キャリアイメージを作るフレームワークの実行結果の例
前述のエージェントとのキャリア面談後に、私がキャリアイメージを作るフレームワークを実施した例が以下です。
- ありたい姿(長期):
- 研究で得た能力を元手に, ビジネスの世界で価値を発揮できる人間
- 経験、知識として何を得たいか(中期):
- データ解析をビジネスに繋げるビジネス経験
- ビジネスにつなげるためのデータ解析のスキル
- それをやるにあたって今すべきこと(短期:転職先で経験すべきこと) :
- データ解析をビジネスに繋げている実際の現場やプロジェクトに参加する
- どのようなデータがあって, どのような解析やアプローチをして, どのような価値が生み出されて, 市場でどう評価されているのかを知る
- その上で仕事を任されつつ知識やスキルを学ぶ
- なぜそう思ったのか(過去:原体験):
- 学術研究で稼げなくて苦しい思いをしている人を目の当たりにし, 自分よりスキルや頭脳もある研究員が自分より稼げていなかったりするのを残念に思っている.
なので, 能力を市場で活かす方法を知りたい.
ビジネス=社会の中で役に立つ価値を提供することと考えると、能力を社会に還元できる知識・ノウハウ環境が必要. - 過去に研究で培った経験やスキルが人の役に立ったこともある
- 友人に頼まれて趣味で行った加速度センサーのデータ分析の経験
- 自分のデータ解析が人の役に立ったときに喜びを感じたことがある
- 共同研究の経験
- 学術研究で稼げなくて苦しい思いをしている人を目の当たりにし, 自分よりスキルや頭脳もある研究員が自分より稼げていなかったりするのを残念に思っている.
キャリアイメージを作るフレームワークによって得られた進歩
1段階具体化された転職の積極的な目的・動機
転職の積極的な目的がだいぶ具体化されました。
このフレームワークを行う前は積極的な目的「自分の能力やスキルを最大限活かして働くこと」程度の抽象的なものでしたが、フレームワーク実施後は具体度が上がり、
- 研究で得た能力を元手に, ビジネスの世界で価値を発揮
- データ解析をビジネスに繋げる
というものになりました。
このエージェントとの面談の時点では、データサイエンティストという職種を主軸に検討をしていたこともあって、データ解析の方向に具体化されています。
原体験があると積極的な目的・動機の説得力が増す
動機の背景の「原体験」を整理しておくと、積極的な動機に説得力が生まれます。
「なぜそう思ったのか(過去:原体験)」の部分で、現職の課題(1.)だけでなく、過去の研究の経験で喜びを感じたこと(2., 3.)が加わりました。
この原体験が、データ解析をビジネスに繋げる、すなわち「データ解析のスキルで社会に貢献したい」という転職の積極的な動機の裏付けとなります。
私の場合は、「友人から趣味の範囲で依頼されたデータ解析をして喜ばれたことが嬉しかった」、「共同研究で自分が解析したデータで仲間が論文を書いて業績を上げられたのが嬉しかった」というエピソードです。
積極的な動機は採用面接でも説明が求められるので、説得力を持って話せることが重要です。
積極的な動機は耳障りが良いので、単体で話しても薄っぺらく聞こえてしまいます。
そこで、背景にある原体験やエピソードを添えて説明できると納得してもらえます。
積極的な動機に納得してもらえると、企業側に「主体的に働いてくれそう」という印象を与えられます。
転職成功の確率を上げられるので、原体験も含めて整理しておきましょう!
転職目的を整理・言語化するフレームワークの実行例
私が転職目的を整理・言語化するフレームワークを実施した例が以下です。
これも当時のメモをそのまま貼り付けます。結構赤裸々です。
過去=現在=未来をどういう意思決定で進めてきた、もしくはいくのかの言語化
- 自分が設定した目標を達成するために最も合理的な選択をするという意思決定をしてきた.
- 今後も, 目標をはっきりさせ, 情報収集をした上で最も合理的な意思決定していきたい.
何を目指し、何をやるか、またそれに対して今、何が足りないかの整理と言語化
- 何を目指すか:
- 研究などの技術面を理解した上で業績を上げられるビジネスマンとして成熟する.
- さらに研究者として培ってきた能力がビジネスに応用できることを自ら示す.
- その動機:
- 学術研究は税金でなりたっている(特に天文). 一方, 産業として成り立っている研究(画像解析やデータ解析)も存在するため, 天文学で培った能力もビジネスに活かせるのではないか.
- 共通するスキルや能力もあるはずだが, 研究者が持っているそのようなスキルや能力をどうやって市場に売り出せるのか, そのための能力や知見を身に付けたい.
- 何をやるか:
- 研究者として持っているスキルをビジネスに活かす.
- 自分が持っているスキル; 画像解析, データ解析, 問題提起, 解決, 論理的思考力, etc…
- 研究者として持っているスキルをビジネスに活かす.
- 何が足りないか:
- ビジネスの経験と知識.
- データ解析等の能力をビジネスに生かしていくところのスキル, 専門性.
入社にあたって、自分はどんな価値発揮が出来るのか(強みの話)
- 客観的な検証と議論で問題を解決する能力
- データ(画像, センサーなど)の解析を行ってきた能力
- 基礎物理, 統計学の知識, 英語力
次のキャリアをどんな軸で、何を基準に選ぶかを自分の言葉でより具体的に。
- 博士課程で得られた能力(特に画像解析・データ解析)をビジネスに活かせる環境がある
- 画像解析・データ解析の能力をさらに高めていくことのできる環境がある
- ビジネスの経験を積み, 専門性や知識を身に付けていける環境がある
- 将来や収入の心配なく思い切り働けること
- 自分の仕事が人の役に立つこと
またそれは自分の過去のどんな経験からそう思うのか
- 学術研究では能力を持っているにもかかわらず思うようなキャリアアップができず, 収入を上げられない研究者だけでなく, 論理的思考力, データ解析など持っている能力や経験を存分に発揮できていない研究者も多い.
また, 単純な確率としては自分もそうなってしまう可能性のほうが高い. このような能力や経験が社会に活かされずにくすぶっているのはもったいない.
ビジネスの世界で研究者の能力がもっと活用できれば, 研究者にとっても社会にとってもWin-winである.
私は研究で得た能力をビジネスに活かし社会貢献していく先駆者になりたい. - 私は新しい知識や技術を体得し, 使っていくことに喜びを感じる.
学部まではデータ解析をほとんどやったことがなかった私が, 大学院では本格的なデータ解析を通してプログラミングや統計などの新たな技術や知識を学び活用し, 学術研究の博士研究者となることができた.
これをなし得たのは新しい知識や技術を学び成長することが楽しいからであると考える. - 私は学部や修士時代には就職活動をしておらず, 学術研究だけで生きてきたためビジネスの世界での知識や経験が乏しい.
これまで, 学術研究の世界で使われている手法や知識がビジネスの世界に活かされ, 社会で人の役に立つということについても知らなかったが, 博士課程から民間企業に就職した先輩の話や, 転職活動を通していろいろな企業の事業を見ていくなかで, 研究の手法や知識がビジネスの世界に活かされていることを目の当たりにした.
結果, 自分が研究で得てきた能力を活かして社会貢献したいと考えるようになり, そのためのビジネスの経験, 専門性や知識を身に付けていく必要があると考えた. - 学術研究の世界では博士号取得後は任期付きの研究職に付き, 研究を進めながら, 教授といった任期なしの職を探す生活になる.
しかし, 任期なしの職は非常に限られたポストであり, 最近は40を超えて50歳近くなっても任期付きのポストにとどまっていたり, 任期なしの職を手にしても出世できず教授にはなれない研究者もいる.
そのような先輩研究者の多くは, 予算の問題や雇用関係でできる研究に制限がつくなどの問題から, 結局は自分のやりたい研究も満足にできず, 能力を活かすことができなくなってしまうことが多々ある.
自分はそうなりたくないため, 学術研究にこだわらず, 自分の能力を発揮できる仕事に就きたい. - 自分のデータ解析が人の役に立ったときに喜びを感じたことがある.
これまでの研究でもっとも喜びの大きかった研究は実は自分が研究代表者として主著論文を書いたものよりも, 誰かのために丁寧なデータ解析を行ったり, ソフトウェアを開発して, 喜ばれたり, それによって成果があげられたときであった.
また, 以前に趣味の範囲で腕時計型加速度センサーの解析を依頼され, 解析ソフトウェアを作ったことがあり, このときは誰かの役に立つ喜びを感じた.
転職目的を整理・言語化するフレームワークによって得られた進歩
このフレームワークでは、転職の積極的目的がさらに具体化され、転職先を選択する基準にまで言及できるようになりました。
自分の強みの言語化
「何を目指し、何をやるか、またそれに対して今、何が足りないかの整理と言語化」によって、自分が持っているスキルを整理することができました。
何を目指し、何をやるか、またそれに対して今、何が足りないかを考えることによって、逆に今すでに持っているものが明確化できます。
「自分の強みがわからない」という場合でも、ゴール(何を目指し)が決まって、そこを目指す道(何をやるか、何が足りないか)を探ると、今の自分の立ち位置を確認することができます。
転職で実現したいことの言語化
このフレームワークによって、転職で実現したいことが具体的に言語化されました。
キャリアイメージのフレームワークで
- 研究で得た能力を元手に, ビジネスの世界で価値を発揮
- データ解析をビジネスに繋げる
という目的を掲げたところから、自分に足りない能力を考えることで
- 次の転職先で身につけたい知識、経験、能力
まで落とし込むことがました。
転職先を選択する基準の言語化
さらに、「次の転職先で身につけたい知識、経験、能力」を具体化したことで、「転職先を選択する基準」も言語化できました。
ここで言語化したことが、次の転職先に求めていることです。
転職先を選択する軸が定まったことで、求人の取捨選択も自身を持ってできるようになります。
さらに、複数社から内定をもらった場合にも、これらの基準と照らし合わせ、自信を持って選択できるようになります。
過去のエピソード、原体験の棚卸し
自身の強み、転職で実現したいこと、転職先を選択する基準が言語化できたら、その背景・根拠となる原体験を棚卸しすることができます。
原体験を棚卸しできると、言語化して整理した内容に説得力を持たせることができます。
「自身の強み、転職で実現したいこと、転職先を選択する基準」の3点は採用面接でも必ず聞かれます。
原体験を棚卸し、整理、言語化しておくことで、採用面接でも説得力を持って話すことができます。
Conclusion | まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
転職の目的を整理するポイントとフレームワークをご紹介しました!
転職成功のためには、積極的な目的・動機を整理、言語化しておく必要があります。
一人で考えていても行き詰まってしまいがちですが、転職エージェントを利用したり、今回紹介したフレームワークを利用し、積極的な目的・動機、その原体験を整理しましょう!
自身の強み、転職で実現したいこと、転職先を選択する基準が言語化できれば、自身を持って求人を選択したり、複数社内定後に転職先を決めることができます。
この段階でしっかり整理・言語化しておくことが、最後に納得できる転職を実現する鍵です!
ぜひ、積極的な目的・動機の整理、言語化にトライしてみてください!
以上、「転職レシピ|天文学系ポスドクの転職目的(整理と言語化のフレームワーク編)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!
References | 転職エージェントへの登録はこちらからどうぞ
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