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今回はデータサイエンティストの子育て体験記として、産院選びで重要な要素をご紹介します。産後数日は産院に入院するので、入院中から育児が始まります。夜間の母子同室/別室、個室/大部屋、面会時間、食事といった要素は入院中の育児生活の快適さを左右します。
この記事を読めば、入院中の育児のイメージやポイント、産院選びのポイントを居知ることができます。ぜひお付き合いください。
この記事はこんな人におすすめ
- 子どもを持とうと考えている方
- もうすぐ子どもが生まれる方
- 産院選びの参考情報が欲しい方
- 入院中の育児生活のイメージを知りたい方
Abstract | 入院中の育児生活を左右する4要素
院中の育児生活を快適に過ごす上で
- 夜間母子同室 or 母子別室
- 個室 or 大部屋
- 面会時間
- 食事
は重要な要素です。産院を選ぶ際、家からの通いやすさや希望の分娩方法に対応しているかといった基本的な要素に加え、これらの要素も考慮しておくと入院中の生活の質を高めることができます。産後の身体の回復にも影響しますので、軽く見ることはできません。
私たち夫婦の場合、夜間母子別室と食事には大満足で、面会時間もコロナ終息前にしては確保することができて満足でした。一方で個室か大部屋かは一考の余地がありました。今回は大部屋にしましたが、メリットとデメリットを比較すると、個室にするメリットの方が大きいと考えます。
Point 1 | 夜間母子同室 or 母子別室
赤ちゃんの体力的に問題ない場合、昼間は母子同室という産院が多いのではないかと思います。私たち夫婦の利用した産院でも、出産翌日から昼間は基本的に母子同室というスタイルでした。赤ちゃんとの生活に早く慣れるためとのことです。オムツ替えのやり方やミルクの作り方、おっぱいのあげ方、沐浴の方法を助産師さんから教わりながら、お母さんがワンオペで赤ちゃんの面倒を見ることになります。
様々な方の体験談を見ても、多くの産院で昼間の母子同室は基本なのかなと思います。一方で、夜間は赤ちゃんを新生児室で預かってくれる産院と夜間も母子同室という産院に分かれると思います。私たちの利用した産院は夜間は母子別室でした。夜は消灯時刻になる前に赤ちゃんを新生児室に預けて、翌朝迎えにいくスタイルです。
以下では、夜間母子同室のメリット・デメリット、夜間母子別室のメリット・デメリットを紹介します。それらを踏まえて、私たち夫婦が次回どちらを選びたいかというお話をします。
夜間母子同室のメリット
夜間母子同室のメリットは、
- 1日中赤ちゃんと一緒に過ごすことができる
- 昼夜問わず赤ちゃんの様子がわかる
- 赤ちゃんと夜を過ごす体験を産院でできる
ということです。赤ちゃんと過ごす時間が長いので、少しでも長く赤ちゃんと一緒に居たいお母さんにはメリットがあります。また、赤ちゃんとの生活に早く慣れることができるかもしれません。
赤ちゃんの夜間の様子がわかるので、夜間の過ごし方のイメージを作ったり、泣き方を観察する機会が増えます。育児力を早く上げることにも繋がるかもしれません。
また、産院でサポート体制が整った状態で赤ちゃんと夜を過ごす経験ができることもメリットです。産院では何かわからないことがあったり困ったことがあれば助産師さんに助けてもらうことができます。しかし退院後は入院中のようなサポートを受けることは難しいです。退院後、いきなり赤ちゃんと夜を過ごすのが不安という方には産院で夜間母子同室の経験ができることはメリットになるでしょう。
夜間母子同室のデメリット
夜間母子同室のデメリットは
- 夜ゆっくり休むことができない
- 出産のダメージを負った身体で1日中ワンオペになる
- 大部屋の場合、周りが気になる
といったことが挙げられます。新生児は3時間に1回程度はおっぱいやミルクで栄養をあげる必要があるので、お世話の頻度が高いです。また、うまく寝られないのでたくさん泣きます。昼夜問わず赤ちゃんのお世話をする必要があるので、産後にも関わらず夜ゆっくり休むことはできません。
入院中、出産のダメージを負った身体で1日中ワンオペをしなければならないのも夜間母子同室のデメリットです。困ったときは助産師さんの助けを借りることができますが、面会時間以外はお母さんと赤ちゃん二人きりでワンオペになります。産後直後から1日中のワンオペは堪えるかもしれません。
大部屋で入院の場合、周りの母子も気になるかもしれません。自分の赤ちゃんが泣き出したら周りに迷惑をかけないか心配になりますし、周りの赤ちゃんが泣き出しても気になるかもしれません。大部屋で夜間母子同室の場合は注意が必要です。
夜間母子別室のメリット
夜間母子別室のメリットは
- 夜ゆっくり休むことができる
- ワンオペしない時間を作ることができる
といったことが挙げられます。基本的には夜間母子同室のデメリットの逆です。夜は赤ちゃんを新生児室で預かってもらうことができ、お母さんは一人でゆっくり休むことができます。出産のダメージを負った身体を回復させるためには大きなメリットです。
また、夜間はワンオペから解放されます。産後の身体で初めてのことだらけの育児をワンオペでやるのはなかなかに負担です。夜間だけでも負担から解放されるのは精神的にもメリットがあります。
夜間母子別室のデメリット
夜間母子別室のデメリットは
- 夜間の赤ちゃんの様子がわからない
- 退院後に初めて赤ちゃんと夜を過ごすことになる
ことです。新生児室でも最低限の育児記録、例えばオムツ替えやミルクの時間などはつけてくれますが、
- 何時に寝たのか
- 寝かしつけがどのくらい大変だったか
- 泣いたか
- どのように泣き止んだか
など、詳しい様子はわからなくなります。赤ちゃんと少しでも長く一緒に過ごしたいという方や、赤ちゃんの様子を良く知りたいという方には気になるデメリットでしょう。また、退院後、助産師さんにすぐに頼れない環境で初めて赤ちゃんと一緒に夜を迎えることになります。これが不安という方にとってはデメリットでしょう。
もう一度産院を選ぶなら、やっぱり夜間母子別室
前述のメリット・デメリットを踏まえた上で、私達夫婦がもう一度産院を選ぶとしたら、やはり夜間は母子別室の産院を選びます。産後から退院までは夜ゆっくり休んで回復に努めることができるメリットは大きく、一方で私たちにとっては母子別室のデメリットはあまり気になりません。
Point 2 | 個室 or 大部屋
部屋を個室にするか大部屋にするかも、入院中の育児生活の質に関わる選択です。私たち夫婦は今回は大部屋にしました。大部屋での入院育児生活を経験してみて次回は個室にしようと思っています。
以下では個室と大部屋のメリット、デメリットをお話します。
個室のメリット
個室のメリットは
- 周りを気にしなくて良い
- 居住スペースが広い
- 周りから親が風邪をもらうリスクが低い
といったところでしょう。
個室であれば、他の入院者を気にする必要がないので、
- 赤ちゃんが泣いても焦らなくて済む
- 周りの目を気にせず赤ちゃんを可愛がれる
- 面会に来た家族・親族と水入らずの時間を過ごせる
などの利点があります。産まれて間もない赤ちゃんとはいえ、赤ちゃんによっては元気に力強く泣きます。大部屋の場合、特に周りの家族が静かだと自分の子どもが泣き出したときに焦ります。産後すぐは育児初心者なので、手早くオムツ替えしたり授乳したりできません。なので赤ちゃんを泣かせる頻度も高いですし、すぐに泣き止ませるのも難しいです。個室の方が心に余裕を持てるかもしれません。
また、個室の方が居住スペースが広くゆったりできます。家族・親族が面会に来ても大部屋ほど窮屈にはならないでしょうから落ち着いて過ごすことができます。
3つめのメリット「周りから親が風邪をもらうリスクが低い」というのも見過ごせません。詳しくは大部屋のデメリットでお話します。
個室のデメリット
個室のデメリットは
- 追加料金がかかる
の1点に尽きるのではないでしょうか。料金加算というデメリットと前述の個室のメリット、そして大部屋のデメリットを比較し、納得できるコストかどうかが判断の分かれ目でしょう。
大部屋のメリット
大部屋のメリットは
- 追加料金がかからない
- 周りの赤ちゃんの様子がわかる
といったところでしょうか。まず費用が安くなるのが最大のメリットでしょう。また、大部屋では周りの赤ちゃんがどう過ごしているのかわかるので、初めての育児の参考材料にすることができます。例えば、周りの赤ちゃんも泣いているのを聞いて「泣いているのは自分の子だけではないんだ」と心が軽くなることもあるかもしれません。
大部屋のデメリット
大部屋のデメリットは
- 周りに気を使う、周りが気になる
- 居住スペースが狭い
- 周りから親が風邪をもらうリスクが高い
といったところです。
大部屋の最大のデメリットは周りに気を使ってしまったり、周りの様子が気になって落ち着けないことでしょう。赤ちゃんは想像以上に大きな声で泣くので、他の入院家族の迷惑にならないか心配になります(本当はお互い様ですが)。逆に、周りの赤ちゃんが泣いているのが気になってゆっくり休めないこともあるかもしれません。退院後は本格的な育児生活が始まるので、それまでに少しでも回復しておきたいですよね。その妨げになる大きなデメリットです。
居住スペースが狭いことは、特に面会のときにデメリットになります。大部屋では1人分のスペースが限られているので複数人が面会に来る場合などはかなり窮屈になるかもしれません。複数人が面会に来てくれそうなら個室にしておいたほうがストレスなく過ごせるでしょう。
3つめのデメリットはコロナ禍特有かもしれませんが、見過ごせないデメリットです。産後、お母さんは免疫力が落ちた状態で、特に冬場は乾燥しているので感染リスクが高いです。大部屋では他のお母さんたちも入院していますし、面会で家族も出入りします。人によっては、入院中のほうが普段よりも感染リスクが高い環境にさらされることになります。
私たち夫婦は大部屋を選択しましたが、産院に入院している間に新型コロナをもらいました。大部屋で隣だったお母さんに咳と発熱の症状があり、この方からコロナをもらったと思います。結果、退院後数日して大人が全員コロナに感染して辛い中赤ちゃんの面倒を見ることになりました。赤ちゃんは母乳からお母さんの抗体をもらうので、幸い一人元気でした。
もう一度入院するなら、次は個室を選択する
前述のメリット・デメリットを踏まえ、私達夫婦は次回は個室を選択します。大部屋は費用が安く押さえられますが、それ以上にデメリットが大きいと感じました。一番辛かったデメリットはコロナ感染です。今後はコロナは落ち着いていくとしても、冬場の大部屋は乾燥もひどく、風邪をもらうリスクは高いと感じます。退院後の育児を少しでも整った体制で迎えるためには、個室の追加料金は見合ったコストだと感じました。
Point 3 | 面会時間
面会時間がどのくらいあるかも入院中の育児生活の質を左右します。夫が育休を取っている場合や家族・親族が近くに住んでいて毎日面会に来られる場合には、面会時間が長い方がワンオペ育児の時間が短くなります。面会時間以外はお母さんが赤ちゃんの面倒を見るワンオペ状態になります。産後の疲れた身体で長時間のワンオペはなかなかしんどいものです。面会時間が長ければ、その間、家族・親族と一緒に育児にあたることができます。
私たち夫婦の場合は、コロナの終息前だったこともあって、
- 面会は家族親族のみ
- 面会時間は17:00から20:00までの3時間
という制限がありました。コロナの感染状況次第では面会が全くできないことも想定されたので、1日3時間でも面会できたのはありがたかったです。ただ、夫の私はすでに育児休業に入っていましたので、本当はもっと長い時間面会をしたかったです。
Point 4 | 食事
食事は入院中の最大の楽しみと言っても良いでしょう。自然分娩であれば産後は普通の食事を摂ることができますし、切開分娩でも数日で通常食になります。入院中は外出もできませんし、食事が唯一の娯楽かもしれません。どんな食事が出るのか調べて産院選びの参考にするのも良いでしょう。
私たちが利用した産院では、非常に気合の入った食事が提供されました(図1)。ホテルのような朝食、前菜からデザートまで揃った昼食、本格フルコースの夕食に加え、おしゃれなおやつまで提供されました。数日とはいえ、出産後の身体で産院に籠もり、何もかもが初めての状態で昼間のワンオペ育児を乗り切る妻のストレスも豪華な食事でだいぶ緩和されたと思います。
Conclusion | まとめ
最後までご覧頂きありがとうございます!
入院中の育児の快適さを左右する夜間母子同室/別室、大部屋/個室、面会時間、食事についてお話しました。対応できる分娩方法や家からの通いやすさに加え、これらの要素も考えられると入院中の育児生活の質を高めることができます。
私たち夫婦の場合、対応できる分娩方法、家からの通いやすさ、食事、夜間母子別室は重要ポイントと考えて産院を予約し、快適な入院中の育児生活を送れました。面会時間はコロナ中にしては1日3時間あって幸いだったかなと思います。一方で、「安いから大部屋」としてしまったことについては一考の余地がありました。次回があるならメリット・デメリットを考えて個室を選択すると思います。
以上「育児 | 分娩予約、次回は個室を選びたい(データサイエンティストの育児体験記#7)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!
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