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の4つのトピックについて発信しています。
今回はデータサイエンティストの出張記録として、アフリカのルワンダという国への出張について書いていきます。ルワンダは多くの日本人にとって馴染みの薄い国かもしれません。ルワンダはアフリカの中央内陸部の小さな国ですが、ICT化に力を入れており「アフリカの奇跡」と称されるほどです。日本との関係も良く、日本からアフリカに進出する窓口となり得る重要な国です。
#1ではエチオピア航空で成田からアフリカのルワンダへ向かう様子をご紹介します。途中、ソウルを経由し、エチオピアのアディスアベバで乗り継ぎます。エチオピア航空は安価で、アディスアベバからヨーロッパへの便もあります。円安の近年では日本からヨーロッパに行く際にも、エチオピア航空が選択肢になるかもしれません。この記事では機内食、少し変わった経由方法や実際にエチオピア航空を利用した感想を書きます。
この記事を読めば、エチオピア航空の成田便の様子を知ることができます。ぜひお付き合いください。
この記事はこんな人におすすめ
- エチオピア航空を利用予定(アフリカや韓国)
- データサイエンス・ICTとアフリカの関係に興味がある
- アフリカやルワンダに興味がある
- Abstract | エチオピア航空は安い
- Data | 日本からルワンダへの経路と価格
- Method | ET673便(日本→エチオピア)とET807便(エチオピア→ルワンダ)の経路
- Result & Discussion | ET673便とET807便の様子と乗った感想
- Conclusion | まとめ
Abstract | エチオピア航空は安い
エチオピア航空の最大のメリットは航空券代が安いことです。また、成田からアフリカへの直行便が毎日運行されており、エチオピアからアフリカ各地への航空路線も充実しているので、日本からアフリカ各国へ向かう際には有力な選択肢です。実際に利用した主な感想として以下を挙げておきます。
- 良いと感じた点
- 座席の前後間隔が十分
- 仁川(韓国)積み込みの機内食は満足できる
- 日本↔エチオピア便が毎日運行
- いまひとつに感じた点
- 座面が硬い
- アディスアベバ(エチオピア)積み込みの機内食が炭水化物爆弾
- 仁川で降機するので日本→エチオピアは実質1回乗り継ぎ
クオリティを考えると、できることならカタール航空(安全性格付☆7(最高評価), 2023年ランキング2位)など格の高い航空会社を使いたいところではあります。ちなみにエチオピア航空は安全性格付☆1(最低評価)、2023年ランキング35位です。参考までにANAは安全性格付☆7、2023年ランキング3位、JALは安全性格付☆7、2023年ランキング5位です。
とはいえ、日本からアフリカに行くなら毎日運行は便利ですし、仁川での乗り継ぎがありつつも比較的短時間でエチオピアに到着することができます。カタール航空など他の航空会社の運行日やコストと見比べながらエチオピア航空のメリットが上回ることも少なくないはずです。
Data | 日本からルワンダへの経路と価格
日本からルワンダへはいくつか行き方があります。直行便は出ていないので、必ず乗り継ぎが必要です。
乗り継ぎ1回の代表的な航路 | 料金と運行日はエチオピア航空に軍配
乗り継ぎ回数が少ない経路で代表的なものとしては
航空会社 | 経路 | エコノミークラス料金 | 運行日 |
エチオピア航空 | 成田→アディスアベバ(エチオピア)→キガリ(ルワンダ) | 20万円ぐらい | 毎日 |
トルコ航空 | 羽田→イスタンブール(トルコ)→キガリ(ルワンダ) | 30万円ぐらい | 毎日 |
カタール航空 | 羽田→ドーハ(カタール)→キガリ(ルワンダ) | 20万円ぐらい | 往: 月水金 復: 火木土 |
といった経路があります。エチオピア航空とターキッシュエアの経路は曜日によらず運行しています。料金と運行日を考えるとエチオピア航空が一番使いやすいです。
カタール航空は曜日が限られる
航空会社の格付的にはカタール航空が一番高いですが、運行日が限られています。カタール航空の経路はドーハ→キガリが月水金、キガリ→ドーハが火木土しか運行していないため、曜日によってはこの経路を使うことができません。他の曜日でカタール航空を使おうと思うと乗り継ぎが増えて料金も高くなります。航空機の時刻表はFly Team(外部リンク)で調べることができます。
裏技? ムンバイ経由の航路
上記の他に、成田→ムンバイ(インド)→キガリ(ルワンダ)という経路もありえます。成田→ムンバイはANAなので日系のエアラインを使いたい場合には良いかもしれませんが、検索にはでてきません。Fly Teamで時刻表を調べると、以下のような旅程になります。
便名 | 出発空港 | 出発時刻 | 到着空港 | 到着時刻 | 所要時間 | 運行日 | |
往路1 | NH829 | 成田 | 11:35 | ムンバイ | 18:25 | 10h20h | 毎日 |
往路2 | WB501 | ムンバイ | 00:30 | キガリ | 05:50 | 08h50h | 金・日 |
復路1 | WB500 | キガリ | 23:40 | ムンバイ | 11:30 | 08h20m | 水・金 |
復路2 | NH830 | ムンバイ | 20:00 | 成田 | 07:45 | 08h15m | 毎日 |
ムンバイ↔キガリの運行日が限られているので、曜日が限定されます。ムンバイでの乗り継ぎが長いこともデメリットです。
Method | ET673便(日本→エチオピア)とET807便(エチオピア→ルワンダ)の経路
エチオピア航空でルワンダに行く場合の経路をご紹介します。航空券予約サイトで出てくる航路は表3のようになります。
便名 | 出発空港 | 出発時刻 | 到着空港 | 到着時刻 | 所要時間 | 運行日 | |
往路1 | ET673 | 成田 | 20:30 | アディスアベバ | 07:45 | 17h15m | 毎日 |
往路2 | ET807 | アディスアベバ | 11:30 | キガリ | 13:00 | 02h30m | 毎日 |
復路1 | ET806 | キガリ | 16:25 | アディスアベバ | 19:50 | 02h25m | 毎日 |
復路2 | ET672 | アディスアベバ | 22:35 | 成田 | 19:30 | 14h55m | 毎日 |
乗り継ぎは1回ですが、ET673便の成田からアディスアベバ(エチオピア)とET672便のアディスアベバから成田の所要時間はかなり長いです。これは途中で仁川を経由するからです。
ET673便 | 経由地の仁川で一旦全員降機させられる運用
ET673便は成田を出発した後、韓国の仁川空港に着陸します。韓国で降りる人もいるし、韓国から乗ってエチオピアに向かう人もいます。日本から韓国に行く人はET673便のこの部分だけを使うとかなり安く韓国に行けるようです。また、仁川空港はエチオピア航空の拠点となっており、機内食の積み込みなどが行われるようです。
仁川での降機を考慮した旅程
仁川での降機を考慮すると、実質的に乗り継ぎは2回です。旅程は表4のようになります。
便名 | 出発空港 | 出発時刻 | 到着空港 | 到着時刻 | 所要時間 | 運行日 | アメニティ | |
往路1 | ET673 | 成田 | 20:30 | 仁川 | 23:10 | 02h40m | 毎日 | イヤホン・クッション |
往路2 | ET673 | 仁川 | 00:30 | アディスアベバ | 07:45 | 13h15m | 毎日 | イヤホン・クッション・毛布・歯磨きセット・靴下・アイマスク |
往路3 | ET807 | アディスアベバ | 11:30 | キガリ | 13:00 | 02h30m | 毎日 | イヤホン・クッション |
復路1 | ET806 | キガリ | 16:25 | アディスアベバ | 19:50 | 02h25m | 毎日 | イヤホン・クッション |
復路2 | ET672 | アディスアベバ | 22:35 | 仁川 | 15:45 | 11h10m | 毎日 | イヤホン・クッション・毛布・歯磨きセット・靴下・アイマスク |
復路3 | ET672 | 仁川 | 17:00 | 成田 | 19:30 | 02h30m | 毎日 | イヤホン・クッション |
機内で配られるアメニティ
ちなみにアメニティに関しては、仁川↔アディスアベバは少し充実しており、イヤホン・クッション・毛布に加えて、歯磨きセット・靴下・アイマスクが配られます。アイマスクはペラペラなので必要な方は持参したほうが良いでしょう。歯磨きセットが仁川出発後に配られるので、ここで歯磨きして寝ればすっきり睡眠をとることができます。
仁川では保安検査のために一度降機する
仁川は経由するだけなので、日本からエチオピアに行く人は飛行機の中で待っていれば良いのかと思いきや、一度全員降機させられます。国際線乗継の保安検査を通過してから、また同じ飛行機の同じ座席に戻ってきます。成田で手荷物を預けるときに図1のような紙が配られ、仁川で降機して保安検査を受けるように説明されます。
注意 | 仁川で液体物は没収される
仁川で保安検査があるので、お茶や水などの液体物は仁川で没収されます。私は仁川で没収されることなど想像もしておらず、成田の保安検査場通過後にペットボトルのお茶を買って、ひと口かふた口飲んだ状態で手荷物に入れてありました。仁川の保安検査場で女性スタッフに「お茶はいってますか?これはだめでーす」と日本語で言われて没収されました。まだほとんど飲んでいなかったので大変ショックでした。
仁川の保安検査はチェックが厳しい | お酒のお土産に注意
また、仁川の保安検査は免税品などお土産のチェックも厳しいです。空港の保安検査場通過後にお酒など液体物のお土産を買った場合、免税品用の透明で開封できないビニル袋に入れてもらえます。乗り継ぎの保安検査を通過するためには、このビニル袋には個別の商品が記載されたレシートが入っている必要があります。私の同僚は帰りにルワンダの空港でお酒をお土産に買っていましたが、店員さんがレシートを入れ忘れてしまいました。エチオピアのアディスアベバ空港の保安検査は通過できましたが、仁川では没収されていました。
Result & Discussion | ET673便とET807便の様子と乗った感想
ここからは実際にエチオピア航空に乗ってみた様子と感想を書いていきます。私が利用したのはエコノミークラスです。
乗客 | 韓国までは日本人も乗っている
乗客については、日曜の夜発のET673便で60から70%ぐらいの席が埋まっている印象でした。韓国の仁川までは搭乗率が少し高め(70%ぐらい)で、日本人もチラホラ乗っています。多くの日本人は韓国が目的地のようで、仁川から先は日本人はぐっと少なくなった印象です。乗客の多くは外国人で、陽気なスペイン系のおじさんおばさんがノリノリでおしゃべりしていたりします。日系エアラインのようにお行儀はよくないです笑
座席 | 広さは十分だが硬い座席
座席は広さは十分ありますが、座面が硬いです。国際線のET673便では座席の前後の幅がそれなりに確保されており、日本人の平均的な体型であれば足元に余裕があります。前の人が最大限リクライニングしても、すごく窮屈にはなりません。あまり気を使わずにリクライニングできます。そもそも日本人のような気遣いさんの乗客は少なく、周りも気を使う感じではないので気にする必要はないですが…。
クッション持参がおすすめ
座面が硬いので、仁川から13時間超えのフライトがかなりつらいです。何も対策をしていないと、フライト後半ではお尻がとっても痛くなります。空気でふくらませるクッションなどを持参するのがおすすめです。
機内食0 | ET673便・ET672便の機内食は3回
日本からエチオピアに行くET673便では機内食が3回出ます。
- 成田→仁川: 夕食
- 仁川→アディスアベバ: 夕食
- 仁川→アディスアベバ: 朝食
というように、成田出発後と仁川出発後に夕食、アディスアベバ到着前に朝食が出ます。エチオピアから日本へのET672便も機内食は以下の3回です。
- アディスアベバ→仁川: 夕食
- アディスアベバ→仁川: 朝食
- 仁川→成田: 夕食
機内食提供時は容赦なく起こすのがエチオピアンスタイル
日本からエチオピアに向かうET673便では、仁川を出る頃には日付が変わっています。何も食べずにさっさと寝たいところです。ところが、エチオピア航空の乗務員は熟睡していても律儀に起こしてご飯を聞いてくれます。私は飲み物だけもらって寝ました。
機内食1 | エチオピア航空の機内食と私のチョイス
エチオピア航空の往路と復路で提供された機内食と私が選んだものを写真つきで紹介していきます。
日本→エチオピア→ルワンダ(往路)の機内食
往路で提供された機内食と私のチョイスを表5にまとめます。仁川出発後の夕食2はスキップしました。
経路 | 便名 | 食事 | タイミング | 選択肢1 | 選択肢2 | 私の選択 |
成田→仁川 | ET673 | 夕食1 | 成田出発後 | チキン | ラム | チキン |
仁川→アディスアベバ | ET673 | 夕食2 | 仁川出発後 | チキン | フィッシュ | 食事なし |
仁川→アディスアベバ | ET673 | 朝食 | アディスアベバ到着前 | 卵 | パンケーキ | 卵 |
アディスアベバ→キガリ | ET807 | 昼食 | アディスアベバ出発後 | チキン | フィッシュ | チキン |
往路で私が選択した機内食の詳細は図2のとおりです。ラベルの色は
- 炭水化物・糖質主体: 黄色
- 脂質主体: オレンジ色
- タンパク質主体: 赤
- ビタミン・ミネラル・食物繊維主体: 緑
としています。
往路夕食1の感想 | チキンの甘辛煮(成田→仁川)
往路の1回目の夕食で選択したのはチキンの甘辛煮でした(図2左上)。仁川積み込みなので、味付は韓国風というか日本でもよくある甘辛な味付です。野菜ピリ辛炒めも日本でよくある味付です。メインのお皿は普通に美味しいという感じです。
マカロニサラダとガトーショコラも想像通りの味でした。まさに韓国積み込みの食事なので、キムチがついてきます。全体的になかなか良いという感想です。ガトーショコラはボリュームがあってお腹いっぱいになります。クラッカーは食べきれませんでした。
往路朝食の感想 | オムレツ(仁川→アディスアベバ)
往路の朝食では卵を選択し、オムレツが出てきました(図2左下)。具材入りでスパニッシュオムレツのようなものです。じゃがいもはマッシュしたポテトをソテーしたものです。この朝食のメインのお皿も結構美味しく満足できました。
パンは2種類でした。また果物が3種類しっかり出され、ビタミンも摂れる感じがよかったです。ここまでの夕食と朝食はなかなか悪くないという感想です。巷ではエチオピア航空の機内食はひどいという噂もありましたが、いうほどではないという印象です。もちろんエールフランスなど機内食がしっかり美味しいエアラインと比べたら格はだいぶ落ちますが、少なくとも仁川積み込みの食事はハードルを上げすぎなければ満足できると思います。
余談 | 聞き取れない乗務員の英語「Egg or Pa…なんだって?」
ちなみにエチオピア航空の乗務員の英語は結構聞き取りずらいです(ちなみに私はTOEICスコア925)。往路朝食のチョイスは「Egg or Pancakes?」だったようですが、「Pancakes」が本当に何を言っているかわかりませんでした。「Egg or what?」と聞き返しましたが、やっぱり「Egg or Paxxxxx」と何を言っているかわかりません。とりあえず「Egg」にしておきました。
しばらくすると別の乗務員が反対側の通路で「Egg or Waffle」と言っているのが聞こえました。反対側の通路の人は「Waffle」を頼んでいて、見ると確かにワッフルでした。絶対にパンケーキではないけど、たぶんさっきの乗務員は「Egg or Pancakes」と言っていたとわかりました。
往路昼食|チキントマト煮(アディスアベバ→キガリ)
往路最後の機内食はチキンのトマト煮でした(図2. 右下)。この機内食はエチオピアからルワンダまでに提供されたものです。チキンのトマト煮自体は美味しいです。また、横についているアフリカ米の炊き込みご飯も美味しいです。炊き込みご飯にはマッシュルームが入っていて、チキンのトマト煮とよく合います。アフリカ米はタイ米をさらに細長くした感じでポロポロとした食感です。
さて、図2を見てお気づきかと思いますが、緑のラベルが消えました。そうです、野菜が全く出ません。サラダがあるべき皿に「クスクス」がたっぷり入っています。クスクスとは粒状のパスタです。オイルとビネガーでさっぱりとマリネされており、たしかに「サラダ風」に提供されています。しかし野菜が欲しかった。
野菜が消えたかわりに「これでもか」というくらい炭水化物が入っています。
- ご飯
- クスクス
- パン
- ビスケット
- クッキー
一つ一つの料理は美味しいのですが、組み合わせが大変残念です。この機内食を見るとエチオピア航空の機内食はなかなかひどいかもしれないと思ってしまいます。
日本→エチオピア→ルワンダ(往路)の機内食
復路で提供された機内食と私のチョイスを表6にまとめます。
経路 | 便名 | 食事 | タイミング | 選択肢1 | 選択肢2 | 私の選択 |
キガリ→アディスアベバ | ET806 | 夕食1 | キガリ出発後 | チキン | フィッシュ | フィッシュ |
アディスアベバ→仁川 | ET672 | 夕食2 | アディスアベバ出発後 | ビーフ | チキン | ビーフ |
アディスアベバ→仁川 | ET672 | 朝食 | 仁川到着前 | チキン | パンケーキ | チキン |
仁川→成田 | ET672 | 夕食3 | 仁川出発後 | チキン | フィッシュ | チキン |
往路で私が選択した機内食の詳細は図3のとおりです。ラベルの色の意味は図2と同じです。
図3. 復路で選択した機内食。ラベルの色は主要栄養素に対応
復路夕食1 | 白身魚(キガリ→アディスアベバ)
帰りの1回目の機内食は白身魚でした。地中海料理風(イタリアよりはギリシャとかトルコとか東に寄った感じ)の味付でなかなか美味しいです。炊き込みご飯も普通に美味しいです。そうなんです、一つ一つの皿は悪くないのです。
さて、サイドはというと、サラダがあるべき皿にやはり野菜はありません。パスタ(クスクス)ではなく豆になっただけましかもしれませんが、図3を見てください。なぜかパンが2つもあります。そしてビスケットとクッキーもバッチリ載っています。エチオピア航空の炭水化物への熱意が伝わります。
復路夕食2 | 牛煮込(アディスアベバ→仁川)
アディスアベバ出発後に夕食が提供されます。私はビーフを選びました。玉ねぎ、パプリカ、ピーマンが入った牛肉のシチュー的なものですが、牛肉が多いので「洋風の牛煮込み」的な料理でした。牛肉の質はもちろんそんなに高くはないですが、料理としては悪くないという感じです。横についている焼きうどんみたいなパスタは本当に焼きうどんみたいな食感と味付けです。見た目ほど悪くないです。
肝心の(?)サイドのお皿ですが、来ました、クスクスの登場です。往路の昼食と同様、
- クスクス
- パン
- ビスケット
- クッキー
のフルコンボで攻めてきました。エチオピア航空の炭水化物への強い熱意を受け取って、私も焼けになって完食しました。青いパッケージのビスケットは結構美味しいのです。エチオピア航空スペシャルと書いてあったMoonクッキーはボソボソしていて期待ほど美味しくなかったです。
復路朝食 | チキン煮込み(アディスアベバ→仁川)
復路の朝食はチキン煮込みでした。チキンも炊き込みご飯も日本人の口にも合う味付けで、普通に食べられます。メインのお皿はどれもすごく美味しいわけではなくとも普通に美味しいという感じです。
さて、サイドのお皿にはやはり野菜は存在しません。果物もフレッシュフルーツではなく、フルーツポンチになってしまいました。フルーツポンチ、マフィン、パンの糖分コンボです。そういえばコーヒーを頼まなかった気がします(図3の写真を取ったあともらったかな?忘れました)。この糖分コンボにはコーヒーが良く合いそうです。
余談 | もう一方のチョイスはパンケーキ(?)
余談ですが、復路朝食のもう一方のチョイスは「Pancake」でした。復路の乗務員さんの英語は聞き取ることができ、ちゃんと「Pancake」と理解できました。
しかし問題はその中身でした。同僚はPancakeを注文したそうですが、出てきたのは「スポンジケーキ」だったそうです。しかも、長方形のメインのお皿の8割ぐらいにスポンジが敷き詰められ、残り2割にジャムが入っているだけのシロモノだったそうです。スポンジケージはプレーンで、本当にスポンジだけだったそうです。
実物を見てはいませんが、きっと図4のようなイメージだったのでしょう。野菜だけでなく、タンパク質も消えてしましました。
復路夕食3 | チキンソテー(仁川→成田)
復路最後の機内食はチキンソテーでした。チキンソテー自体は普通に美味しいです。また、マッシュポテト、カリフラワー、ブロッコリーがついていて、満足できます。
さて、仁川まで戻ってくると野菜が復活します。メインのお皿のカリフラワー、ブロッコリーだけでなく、生野菜のサラダのお皿、キムチがちゃんとついてきます。デザートのプリンも美味しいです。
エチオピア航空の丸いパンは流石に飽きてきましたが、味自体は悪くないので感触しました。図3を見てもらえるとわかりますが、この丸いパン、復路だけで5回提供されています。恐るべし。
機内食のまとめ | クオリティは積み込み地によって異なる
エチオピア航空の機内食のクオリティは積み込み地によって異なるということがわかりました。
- 仁川積み込み → なかなか悪くない
- アディスアベバ積み込み → 炭水化物爆弾
という構造のようです。往路の機内食(図2)と復路の機内食(図3)を積み込み地ごとにまとめると図5と図6のようになります。
仁川積み込みはバランスが良いが、アディスアベバ積み込みの機内食は炭水化物爆弾
図5の仁川積み込みのほうは、炭水化物、タンパク質、野菜のバランスがとれており、サイドやデザートも美味しそうです。一方で、図6のアディスアベバ積み込みの方は、黄色いラベルが目立ちます。もはや炭水化物爆弾と認定しましょう。サイドの皿に野菜は存在せず、デザートもパッケージされたクッキーやビスケットで仁川積み込みと比べるとだいぶ劣ります。メインのお皿は悪くないだけに、もったいないと感じました。
機内1 | 出発前に乗務員が謎のスプレーを散布
エチオピア航空では離陸前、荷物棚に謎のスプレーが散布されます(図7)。多分芳香剤だと思いますが、日本からエチオピアに行くET673便でもエチオピアからルワンダに行くET807便でも、帰りの便でも、乗務員さんが謎のスプレーを散布していました。
機内2 | 乗務員は安定の塩対応(ディスプレイ壊れてても対応してくれません)
これは非日系エアラインでは通常運転ではありますが、乗務員さんは塩対応です。帰りの飛行機(アディスアベバ→仁川)では私の座席のディスプレイが途中でフリーズして使えなくなってしまいました(図8)。
再起動してもらえないかと乗務員さんに聞いてみましたが、乗務員さんは画面をちょいちょいと触っただけで去ってしまいました。結局、成田までディスプレイは使えないままでした。仁川まではほぼ寝てたのでディスプレイは使いませんでしたが、仁川を出る前に他の座席に移りました。満席ではないので座席移動は柔軟に対応してもらえます。
Conclusion | まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます!
日本からアフリカのルワンダへ行くエチオピア航空の様子をお届けしました!
日本からアフリカに行くならエチオピア航空は乗り継ぎも少なく有力な選択肢です。また、日本から韓国に行く際にもお得な方法です。座面が硬い、エチオピア積み込みの機内食が今ひとつなどの難点はあるものの、座席の前後間隔は十分だし、何より安価というメリットは大きいです。エチオピア航空を検討中の方は参考にしてみてください!!
以上「出張|エチオピア航空でルワンダへ(ルワンダ出張記#1)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!
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