Ciao!みなさんこんにちは!このブログでは主に
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の4つのトピックについて発信していきます。
今回はお金のレシピ!生活費を稼げるレベルの副業はどのくらいの規模感になるのかを考えます!
FIRE(経済的自由)を目指し始めて早2年半、細々とWebサイトやYouTube等の副業を続けてきました。しかしFIREするためには生活費を稼げる規模にする必要があります。
今回の記事では、現在私が細々と行っているWebサイトやYouTube等の副業で生活費を稼ぐにはどのくらいの規模(例えばページビュー数や再生数)が必要となるのかを検討します。5年後に生活費を稼げるレベルの副業にするために、今の活動を続けて行けばよいのか、それとも今の活動を大きくしても現実的ではない(=方向転換が必要)なのかを考えます。
この記事を読めば、Webサイト(ブログ)運営等で生活費を稼ぐための活動の規模感(必要なページビュー数など)を知ることができます!ぜひ最後までご覧ください!
この記事はこんな人におすすめ
- ブログでどこまで稼げるのか知りたい!
- 副業で生計を立てられるようになりたい!
Abstract | Web&YouTubeで生活費を賄うには200万PVの規模が必要
ストック型の副業としてWebサイト(ブログ)運営やYouTubeは有力な選択肢です。WebサイトやYouTubeではGoogleアドセンスなどの広告収入やAmazon紹介料などのアフィリエイト収入を得ることが可能です。ストック型の副業は自分が働かなくても収益が生まれる一方で、単価は低くある程度のPV(ページビュー)数や再生回数がない限りは生活費を賄えるようにはなりません。
そこで今回は、WebサイトとYouTubeで月40万円の収益を得るために必要なPV数と再生回数を検討しました。Webサイトで月間200万PV、YouTubeで月間200万再生の規模となれば、広告収入やアフィリエイト収入で、それぞれ月間20万円、合計40万円程度の収益を得ることができます。
Webサイトで月間200万PV、YouTubeで月間200万再生のハードルはかなり高く、副業として実現可能なのかはよく考える必要があります。一方で、私個人としては短期的にはできることをやって5年程度で上記の目標が達成可能なのかを吟味したいと思います。
Background | 今の活動の先にFIREはあるのか?
本ブログを始めた2020年12月当初、FIREを目標として掲げ、その割には細々とブログやYouTubeなどの活動を続けてきました。2年半が経過した今、現在の活動の先に目標達成はあるのか、目標達成のために続けるべきこと、やめるべきこと、新しく始めるべきことを考えたいと思いました。そこでまず、現在の活動を拡大することでFIREを達成するできるかを考えます。具体的には、FIREを達成できるサイズの収益を得るための活動の規模(PV数など)はどのくらいになるのかを考えていきます。
FIREの野望と現在の活動で生まれる収入
私は2020年12月の記事「天文学系データサイエンティストの略歴3|研究とお金を両取りするFIREの野望」でFIREを野望として掲げ、ブログやYouTubeの活動を(目標の割には細々と)続けてきました。この記事から2年半が経過し、月100円程度ではあるものの収入が生まれるようになってきました。
野望から目標へ | 測定可能な目標を置くことが必要
過去記事「天文学系データサイエンティストの略歴3|研究とお金を両取りするFIREの野望」ではFIREを「野望」として掲げただけで、
- いつまでに
- どのくらい
という測定可能な目標を掲げられていませんでした。測定可能な目標がない限り、それまでの道筋を明確にすることはできません。そこで、測定可能な目標を掲げたいと思います。具体的には、
- 何年後に
- いくらの収益を上げるか
という目標設定をします。
目標 | 5年後に月40万円の収益を得る個人ビジネスを確立する
測定可能な目標として、5年後までに生活費を十分賄える程度の収益を得ることを掲げてみます。「生活費を十分賄える程度」として、例えば月40万円、年間480万円を設定してみます。民間企業のデータサイエンティストとしての本業がある中で。以下では、現在の活動の拡大によって、この目標を達成することが現実的かどうかを検討していきます。
Data | 現在の私の副業はブログとYouTube
現在の私の主な副業はウェブサイトとYouTubeです。
- Webサイト(このブログ): https://the-silkworms.com/
- YouTube
主な収益源はウェブサイトからの広告収入(Google Adsense等)で、他にアフィリエイト収入(Amazonアソシエイト等)が少しある状況です。
Webサイトからの収益
Webサイト(このブログ)からの主な収益は
- 広告収入
- アフィリエイト
の2つです。Webサイト主な収益源は広告収入で、アフィリエイトは少ないです。転職レシピの記事には単価の高い転職系のアフィリエイトリンクもありますが、PVが少ないのでそこからの収入は非常に少ない状況です。
YouTubeを起点とした収益
YouTubeは収益化前なので、直接の収益はありません。チャンネル登録者が523人(2023年8月25日時点)、過去365日間の再生時間2700時間で、収益化基準の1000人、4000時間に足りていません。ただし、過去にアップロードしたパンチェッタの作り方動画がそれなりに見られており、概要欄のAmazonリンクから購入してくれる方への紹介料の収入(Amazonアソシエイト)がほんの少しあります。
Analysis | 生活費を稼ぐための規模: 現在の2000倍
現在の収益状況を知ることで、現在の収益手段で生活費を稼げる程度の収益を得るにはどのくらいの規模が必要なのか、それが現実的なのかを推定します。ここでは、収益源を
- Webサイト→Google アドセンス
- YouTube→Amazonアソシエイト
と仮定し、
- 現在のWebサイトのPV数と広告収入
- 現在のYouTube再生数と紹介料
の関係を調べます。
現在のWebサイトのPV数と広告収入
Webサイトからの収益は、ざっくりとした数字としては、月1000PV(ページビュー)で100円ぐらいとなっています。PV単価はオーダーとしては0.1円ぐらいです。
現在のYouTubeの再生数と紹介料
Amazon紹介料の流入元となっているのは、こちらのパンチェッタの作り方動画です。概要欄に調理道具などのAmazonリンクが貼ってありますが、ここから購入してくださる方がいるようです。
ここ1年の実績では、だいたい2万回再生ぐらいで紹介料が1000円ぐらいでした。月によって変動がありますが、ざっくり平均すると月2000回再生で100円ぐらいの収益と考えておきます。再生数あたりの単価は0.05円と考えます。
生活費を賄える規模を推定する
これまでの議論をまとめると、現状の収益状況は、
- Webサイト: 月間1000PVで100円
- YouTube: 月間2000回再生で100円(ただしYouTubeそのものではなくAmazon紹介料)
ということになります。ここから生活費を賄えるようにするには、どのくらいの規模の拡大が必要かを考えます。
本記事のはじめに、目標として
- 5年後に月間40万円の収益
を掲げました。これをWebサイト、YouTubeそれぞれから月20万円ずつ得ることで達成することを考えます。
Webサイト(ブログ)で月20万円の収益を得るPV数: 月間約200万PV
Webサイトで月20万円の収益を得るには、PV単価を0.1円と仮定すると
20 [万円] / 0.1 [円/PV] = 200 万PV
となるので、月間200万PVが必要ということになります。ブログ収益化の一大目標として「100万PV」ということを目にすることが多いですが、100万PVの規模のブログとなれば、生活費の一翼を担える規模ということがわかります。現在の月間PVが1000ですので2000倍にする必要があります。
YouTube(ただし紹介料のみ)で月20万円の収益を得る再生数: 月間約400万再生
YouTubeで月20万円の収益を得るには、再生数あたりの単価を0.05円とすると
20 [万円] / 0.05 [円/再生] = 400 万再生
となるので、月間400万再生が必要ということになります。現在は月2000再生の動画が健闘している状況なので、2000倍の規模(2000本動画を出すか、2000倍見てもらうか)が必要ということです。
有名YouTubeでも一つの動画で100万再生というのは高い目標なので、月間400万再生を継続するのはかなりハードルが高い印象があります。複数の動画で達成する必要があるので、動画の本数が必要ということになるでしょう。
YouTubeそのものの収益を合計した場合: 月間約200万再生
トータル月間400万再生の動画を持つチャンネルであれば、YouTubeそのものを収益化し、広告収入を得られる可能性が高いです。YouTubeの広告収入単価は再生数あたり0.05円から0.7円と考えられるようなので(参考: OTONA LIFE)、上記のAmazon紹介料収入と同程度と考えて良さそうです。仮に、広告収入単価を0.05円人した場合、上記のAmazon紹介料収入と同じです。YouTubeから月20万円の収益を得るには、上記の半分の月間200万再生が必要ということになります。
Discussion | WebサイトとYouTubeで生活費を賄うハードル
WebサイトとYouTubeで生活費を賄えるだけの収入を得るためのハードルは高いです。前章の分析で
- PV数を2000倍にして月間100万PVクラスのWebサイトにする必要がある
- 合計で月間200万再生の動画を保持するYouTubeチャンネルにする必要がある
ということがわかりました。WebサイトにせよYouTubeにせよ、かなり大きな規模にしなければ生活費を賄うことは難しそうです。
ここからは、WebサイトとYouTubeで生活費を賄えるようにするという目標を達成するために、具体的にどのような行動を起こしていくかを考えます。
Webサイト(ブログ)収益目標達成(PV2000倍)のための戦略
Webサイトの収益目標達成のためには、月間1000PVから月間200万PVに拡大する必要があります。つまり、これまでの2000倍の人に見てもらえるようにする必要があります。
記事数を2000倍にするのは現実的ではない
現在の2000倍の記事を書くというのは現実的ではありません。例えば、記事の執筆数はこれまで2年半で約150本なので、年間60本すなわち月間5本に相当します。平均すると週1本ペースです。副業としてやっていくにはせいぜい週4本、月間16本が現実的なので、記事数(執筆頻度)は3倍程度までなら拡大できると考えます。
記事数を3倍にして集客を700倍に拡大するのが現実的な戦略
記事数を現実的な限界である3倍程度まで増やし、集客を700倍にすることでPV2000倍を目指すのが現実的な拡大路線です。集客を700倍にするためにはSEO対策というストレートな施策の他にSNSでのマルチメディアでの集客などが考えられます。ただし、集客に関しては(むしろこちらの方が重要であるものの)すぐにアクションして何か変えることができるものではありません。まずは、記事の執筆頻度を週4本に拡大したいと思います。
YouTube収益目標達成(再生数1000倍)のための戦略
YouTubeの収益目標達成のためには、月間2000再生から月間200万再生(YouTube収益込)に拡大する必要があります。つまりこちらは1000倍の人に見てもらえるようにする必要があります。
動画数を1000倍にするのは困難
Webサイトの記事と同様、動画の数(更新頻度)を1000倍にすることは現実的ではありません。これまで2年半で約70本の動画をYouTube投稿してきましたので、月2本ということになります。動画の内容にもよりますが、投稿頻度を上げやすいお料理動画でも週1本つまり月4本が限界です。
投稿頻度を2倍にしつつ動画あたりの再生数を500倍にするのが現実的な戦略
再生数を1000倍にするには、ある程度の動画数を出しつつ、一つ一つの動画の再生数を拡大するのが現実的な戦略です。具体的には、投稿頻度は2倍の週1本が限界なので、投稿頻度を2倍にしつつ、一つ一つの動画の再生数を500倍にするのが現実的な戦略です。ただし、こちらも再生数を500倍にする施策は、YouTubeのアルゴリズムに対応する、SNS等マルチメディアで集客するなどの手段はあるものの、アクションしてすぐに変えられるものではないと考えられます。そこでまずは、動画の投稿頻度を2倍の週1本に拡大したいと思います。
現時点の戦略 | まずは物量をある程度のところまで持っていく
現時点では、WebサイトもYouTubeもできるところまで物量を増やしてから集客に力を入れていくのが現実的な戦略という結論にいたりました。記事数や動画投稿数は自分でコントロールできる要素なので、目標も立てやすいです。コントロールできる要素を軸に考えると、1年後や3年後といった中期的な目標の立てやすくなります。
1年後の目標 | Webサイトは2.3倍、YouTubeは4.4倍に拡大する
仮に2023年9月から
- Webサイト: 月16本の記事執筆
- YouTube: 月4本の動画投稿
を1年間続けた場合のWebサイトとYouTubeの規模感を想定してみます。同様に3年後などの目標も立てることができますが、ここでは1年後だけ考えてみます。
Webサイトの1年後の目標
Webサイトは1年間で
16 [記事/月] x 12 [ヶ月] = 192 記事
の増加となります。現在の記事数が150本なので、Webサイトの記事数としては約2.3倍となります。仮に記事あたりのPVが増加しなかったとしても、本Webサイトの月間PVを2500程度まで増やすことができます。
以上から、Webサイト運営の1年後の目標は
- 192本の記事を書いて月間2500PVを達成する
としてみます。今の規模からすると野心的ですが、現実的な範囲の目標に感じます。
YouTubeの1年後の目標
YouTubeは1年間で
4 [動画/月] x 12 [ヶ月] = 48 動画
の増加となります。これらを「お料理動画」と仮定すると、私の現在のお料理動画の数はメインチャンネル(既に音楽チャンネルに以降)とサブチャンネル(お料理チャンネル)をあわせて14本なので、動画本数は約4.4倍になります。お料理動画の再生数は約1000回なので、4400回ぐらいになりそうです。
以上から、YouTube活動の1年後の目標は
- 48本のお料理動画を投稿して月間4400回再生を達成する
とします。こちらも今の規模からすると野心的ですが、現実的な範囲の目標に見えます。
Conclusion | まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます!WebサイトとYouTubeで生活費を賄えるようになるために必要な規模感を検討しました。
Webサイトの広告収入とYouTubeの広告収入・Amazon紹介料で月40万円程度の収益を得るためには、Webサイトは月間200万PV、YouTubeは月間200万再生の規模に成長させる必要があることがわかりました。どちらもかなり高いハードルです。短期的にはできる範囲で規模拡大をしつつ軌道修正をしていきたいと思います。
以上「お金のレシピ | 生活費を稼げる副業のサイズを考える(Webサイト&YouTube)」でした!
またお会いしましょう!Ciao!